#7 2011.03.11
今日で東日本大震災から10年が経ちました
2011年、3月11日、それは突然の出来事で、一瞬にして沢山の尊い儚い命が奪われました
当時私は小学2年生でした
東北から遠く離れた長野の地でも揺れを感じました
帰りの会をしていた時に電気が揺れ、児童は壁に張り付いていました
その時私は事の重大さに気付かず、母親のお迎えをいつものように待ち、母親と合流しました
母親は、「宮城の方が大変らしいよ」と私に話しかけてきた時も、当時の私は全く理解できませんでした
家に帰った時、テレビをつけると、その中に見える風景はあまりにも残酷で、どの番組も、海にのみこまれる東北の風景でした
私はやっと、今日本が大変な事になっているのだ、と気づきました。
次の日は学校がおやすみ(土曜日)だったので、夜遅くまでニュースを見ていました
大きな被害を受けなかった私達家族は布団につきました
しかし、その次の日の夜
2011年3月12日
午前3時59分
長野県北部地震(栄村大震災)が発生
直接的な被害を受けました
私が住んでいるのは栄村ではありませんが、震度6〜6強の揺れを観測しました
もちろんその揺れで家族皆目覚めました
まさか自分達の身にもこんなことが起きるだなんて、想像していませんでした
どこかで他人事にしていたのかもしれません。
「大地震です」と暗い静かな街に響き渡る有線
内陸県なので津波の被害はありませんでしたが
沢山の家が壊され、街は一変しました
私の家族は無事でしたが、これは当たり前ではありませんでした
自然が起こす力はあまりにも惨く、私達の力ではどうする事も出来ない現実が悔しくなりました
震度6の地震は1度でなく、3度も私達を襲いました
東日本大震災のショックで、あまり栄村大震災についてはメディアは傾けられませんでした
しょうがない、で済まされてしまうのかもしれません
だけど私達は忘れられない一生の恐怖です
それは当時小学二年生の私でも分かりました
栄村大震災含め、東日本大震災の事は忘れてはならない、風化させてはなりません
私も2時46分、手を合わせました
もちろん、3時59分も、手を合わせます
自然の力に逆らえる訳ではありません
自然を恨んでも何も起きません
私達に出来ること
それは今を生きることです
命はほんとに尊いものです、お金じゃ変えられないものです。
自分の命を粗末にしてはいけません
もちろん、人の命を奪う事もしてはなりません
10年後の今、世界は未知のウイルスに襲われ、また、沢山の尊い命が奪われていますが
ウイルスに負けず、皆さんで
生きましょう
どうか皆さん、お身体ご自愛ください
7
2021.03.11 夢野ねる
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